ありえない夢の続き

増田くんというアイドルがすきです

青春のタイムカプセル



あれは最初のツアーのアンコール。
ピンク色の猫の絵が描いてあるツアーTシャツを着た2人は、その曲の大サビで、客席にマイクを向けた。

どんな君も どんな時も 受け止めるから

もしも心が傷ついて涙こぼれた時は

そこまで歌うと、ふいに増田くんは客席に向けていたマイクを自分の方に持ち直して、
世界中を敵にしても 君も守るよ
のところのハモりを歌ってくれたの。
その時その会場でキッスを歌っていた全員は、増田くんにハモってもらってキッスを歌えて大喜び。もちろんわたしもその1人で。
当時中学2年生だったわたしは、なによりそれが幸せで、幸せで、幸せ過ぎて、帰ってからもずっと増田くんがハモってくれたことを思い出してはうっとりしながらキッスを聞いてたのを、今でも覚えています。

2回目のツアーまでは、アンコールにみんなでキッスのサビを歌うのが恒例になってたけど、3回目のツアーでは、本編に組み込まれて、みんなで歌うことも、もちろん増田くんが客席を相手にハモってくれることもなく、少しさみしくて。
そこから約2年間、テゴマスとしての活動が出来ない状態になり、増田くんにハモってもらってキッスを歌ったのは、はるか昔の青春の思い出になってた。

そして2年ぶりに幕を開けたテゴマスツアー。2千人という明らかに足りてないキャパのホールに始まり、その後1万人キャパのいつものアリーナツアーに。わたしがアリーナでの公演を見れたのはツアーの中盤、福岡。
普段のジャニーズのコンサートだと、いわゆるバクステに当たる場所にぽつんとあるステージにお椀で移動してきた2人は、キッスを歌い始める。ここまでは普通。いつものツアー。もちろんホールも楽しかったけど、アリーナのほうがジャニーズっぽくてやっぱり楽しいなあ、なんて呑気なこと考えたような気もする(笑)
いよいよ曲は終盤に差し掛かり、わたしの青春が詰まった大サビへ。
そこで2人は、手元のマイクを客席に向けた。
どんな君も どんな時も 受け止めるから
マイクを向けられたら歌う!コンサートのイロハを叩き込まれているジャニヲタは即座にそれに対応して、歌っているときに、わたし、なんだかすごく懐かしい気持ちになって。
なんだっけこれ、なんでだっけ、そうだ、前にもこんなことがあったんだ…一瞬で青春のタイムカプセルを開けられたような気分になったわたしの目には、恥ずかしいけど、涙が溢れて。

そのとき。

世界中を敵にしても 君を守るよ

増田くんが、客席に向けていたマイクを自分のほうに寄せて、ハモってくれたの。
その瞬間、わたしの心はテゴマスのうたのコンサートに行っていた中学2年生に戻った。たぶん。
あの時よりたくさん色んな経験をした。それはわたしも増田くんも同じ。NEWSにだってテゴマスにだって色々あったし、あの頃よりずっとずっと増田くんは歌がうまくなってた。
でも、こちらの声に寄り添ってくれるようにやさしく歌ってくれるその声は、その姿は、なにも変わっていない、ように見えた。

そしてその日の帰りは、何度も何度もその増田くんのことを思い出してうっとりして、夜行バスに乗って、帰った。
それはまるで中学生の頃の自分となにも変わっていなくて…。






何年経っても色褪せないような、大事な大事な1日にしよう。もう2度と、同じ日は来ないから…
その言葉から始まったコンサート。ツアー中、毎公演「何年経っても色褪せないような大事な大事な1日にしよう」と言ってくれた増田くん。
何年経っても色褪せないどころか、一曲の、ワンフレーズ聞くだけでその頃に引き戻されてしまうくらい、強烈な一瞬を、2人はずっとずっと前から見せてくれていたんだな。と改めて、ブルーレイを見ながら思い出しました。

予約ミスをしてしまい、ウン年ぶりにフラゲ日にブルーレイを手に入れることが出来なかったから、いまやっと見ています。
このブログを書いたら、増田くんが珍しく許可してくれたという秘蔵オフショットをみようと思います。
(´・ш・)まっすーが許可するなんて大雨が降るかと思った
と言われていたけど、フラゲ日には台風が来ましたね(笑)それでもオフショットを世に送り届けてくれてありがとう。
思えばわたし、青春初日にはブログ書いてるくせにオーラス終わった後は何も書いてないから(笑)、あのとき書けなかったことも書けたらいいな。オフショットみて、なにか思ったらまた記事、書きます。

増田くんの声は、歌は、そして見せてくれる景色は、タイムマシンだよ